2007年から細々と続けてきた「えほんをよむかい」。毎回どんな話をしたのか記録用にICレコーダーで録音していました。近ごろ、その録音をひっぱりだして聞いてみたら、これがすごく面白い。実際は2~3時間にも及ぶ長丁場なのですが、ぐぐっと縮めて30分バージョンに再編集しました。
最初のアーカイブスは、2008年6月に開催された第26回。とりあげた絵本は佐野洋子さん「おじさんのかさ」。この日は夕方くらいから雨。傘と雨の話が五月雨のようにつぎつぎ飛び交い、なんとも楽しい会になりました。
※アップロードした音声ファイルに一部問題があったため、一旦配信を中止します。
「えほんをよむかい?」アーカイブス
第26回 「おじさんのかさ」佐野洋子
録音・編集 矢萩多聞
なつかしい声が聞こえてきましたね。
雨の音の効果音もとても雰囲気が
あってよかったです。
ある雨の日に何か人ならざるものがふと
集ったような感じさえ。。。
蛇の目傘も、思わず調べてみました。
上からみたら模様が「蛇の目」のような
おしゃれな傘のようでした。
「おじさん」というのは「ななめの位置」に
ある存在なので、どこか遠く、どこか不思議で
想像力をかきたてるものがあるんでしょうね。
え、おばさんじゃ、だめかって?
おばさんは女性ですから現実世界の住人
になっていることが多いかも。
この集いの参加者はたぶん例外かな。自分の
過去にも人の過去にも共振しておられていました。
>もりいさん
感想ありがとうございます!
「おじさんのかさ」じゃなくて「おばさんのかさ」だったら、まったく違う物語になっていたでしょうね。ぐっと、現実的なかんじかも?
「偏屈な」キャラクターはおばさんよりおじさんのほうが似合うのでしょう。
朗読されていたのは、前半だけなんですかね?
図書館にあったのは、後半があっておじさんが
傘をさして町に行き、家に帰るようなシーンが
ありましたが。。。
実際には朗読はすべてのページを読んでいますが、全文の朗読を公開すると著作権上の問題にぶつかりますので、一部引用というかたちにしました。どこかに明記しておいたほうがよいですね…。わかりづらくてすみませんでした。