スライドトークを札幌でひらきます!

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「インドTarabooksのゆかいな本づくり」スライドトークが、
ついに札幌でも開催されることになりました。

手漉きの紙に、手刷りのシルクスクリーンで印刷し、一冊一冊手製本する、
インドの奇跡の出版社Tarabooks(タラ・ブックス)。
世界を見回しても類を見ない、美しい絵本に魅入られた装丁家の矢萩多聞が、
南インド・チェンナイにある彼らの工房を訪れ、写真を撮り、話を聞いてきました。
「本づくり」の原点と未来を感じさせる、アジアで最も熱い出版社。
その仕事をささえる、ほがらかな人びとのいとなみを紹介します。

本好きはもちろん、「働く」「つくる」ということにかかわるすべての人が
元気になるようなエピソードと写真満載でお届けします!

会場は札幌の「古本とビール アダノンキ」。
少しですがTarabooksの絵本と、ノート、グリーティングカードなども
持参して、会場で見たり購入したりできるようにしたいと思っています。
なお、席に限りがありますので、ご予約は早めにおねがいいたします。

「インドTarabooksのゆかいな本づくり」スライドトークin札幌
日時:2014年8月31日(日)18:00開場/18:30~
場所:古本とビール アダノンキ
札幌市中央区南1条西6丁目 第2三谷ビル2F (地図)
※東急ハンズの2軒西隣。
参加費:1000円(1ドリンク付)

案内人:矢萩多聞
画家・装丁家。1980年、横浜生まれ。中学1年で学校をやめ、ペンによる細密画を描きはじめる。
95年から、南インドと日本を半年ごとに往復し、個展をひ らく。
2002年から本づくりの仕事にかかわるようになり、これまでに350冊を超える本をてがける。
現在はインド、横浜、京都を行き来し、画家・装丁家 として活動中。
著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『インド・まるごと多聞典』(春風社)がある。
www.tamon.in

お問い合わせ:アダノンキ
adanonki@aioros.ocn.ne.jp TEL011-802-6837
WEBからのご予約はこちらのページからお願いいたします。

The Enduring Ark

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Tarabooksというと圧倒的にシルクスクリーンの手づくり絵本が有名ですが、
実は既刊目録を眺めると、オフセット印刷の本の方が多いのです。
オフセットだからといって、彼らの本づくりへの愛情は変わらず、
なかなか面白い本があります。
今回のブックフェアではシルクスクリーン以外の本も少しだけ並べています。

なかでも目を引くのが、この「The Enduring Ark」。
表紙をみてピンと来た人もいるかも知れません。
そう、これはインド版ノアの箱船なのです。

造本がちょっと凝っていて、カバー装ではなく、トンネル型のスリーブ箱になっています。

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動物たちが描かれたカラフルな表紙をひらくと、どどーん。
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本文は蛇腹製本になっていて、まるで絵巻物のようなかたちで物語が進みます。

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蛇腹というかたちと、ノアの箱船という物語がとてもマッチしていて、
まるで宝箱のような絵本に仕上がっています。
誰でもが知っている神話でも、こういうタッチで描かれると新鮮味がありますね。

彼らは最初からシルクスクリーンで絵本をつくっていたわけではありません。
オフセットでも、スクリーンでも、その作品にあった本のかたち、印刷の方法を選び取る。
そのあたりの柔軟さにもTarabooksの魅力があるように思います。

Drawing from the city

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今回のブックフェアにあわせて、Tarabooksから届いた本のなかからひとつご紹介。

「Drawing from the city」(街を描く)
作者は西インド、ラジャスターンの門付け芸人を夫にもつテージュベハム。
彼女がペンと紙で書きつづった自伝的絵本です。

田舎育ちのひとりの少女が憧れの街へ出て、挫折と格差を味わいながらも、
みずみずしい感性で、街の風景を活写していく。街の暮らしにつかれて、
夢やぶれたあとに、彼女を自由にしたものとはなんだったのか。

ペンでかかれた世界は、絵の教育をうけた絵描きにはぜったいにかけないような
生き生きとした線にあふれています。

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テージュべハムさんは、けっこう歳をとってから、旦那さんが絵を書いている(彼もいわゆるプロの画家ではない)姿を見て、
「お前も書いてみたら?」と旦那さんに勧められて、ペンをとるようになったといいます。
芸人一家にありながら、女性は門付け芸で歌うことはできないシキタリがあり、
ずっと夫についてきた彼女はペンと紙ではじめて、のびのびと生きる自分を感じたそうです。

以下は本扉に書いてある絵ですが、ぼくはこの木の上で果物を食べている猿の姿がとても好きです。

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ほとんど絵の描いたことのない人、絵本なんて作ったことのない人の絵で
こんな大判の絵本を作ってしまったTarabooksはすごいと思います。
まさに「誰もがもっている宝物を引き出す」仕事。

刷色は2色とシンプルですが、大きな判型なので手に取ったとき
とても迫力があります。一見地味だけどおもわずひきこまれてしまう一冊です。

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芸人で夫のガネーシュ氏(左)。著者テージュベハムさんは右の女性。

インドから本が届きました!

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青山ブックセンター本店で開催される
ブックフェア+トークにあわせて、
南インド・チェンナイTarabooks本社からどっさり本が届きました。

 

waterlife
Water Life
水の生きもの
TREE
Night life of Tree
夜の木
DRAWINGCITY
Drawing From the City
街を描く
 GOBBLE
Gobble You Up
ガブリ! 食べちゃうぞ
FINGER
Fingerprint
しもん
SSSS
Snake Art and Allegory
蛇にまつわる絵と寓話
Following-my-paintbrush
Following My Paint Brush

筆のゆくままに
MUTCHBOOKS
Match Book
マッチ・ブック
SUG
Signature

サイン ゴンド族の世界
9emo
The 9 Emotions
9つの感情 インド映画ポスター集
ARK
 The Enduring Ark
ノアの方舟
 The-Flag_cover
 The Flag
インド国旗
thegreatrace_tara
The Great Race
素晴らしきレース
BAND
The Old Animals’ Forest Band
森の音楽隊
Market
To Market
市場へ

どれもTarabookの人たちの愛情がぎゅっとつまったすばらしい本たち。
※上の6冊、太字は手作りスクリーン印刷のもの。それ以外はオフセット印刷です。

また、「夜の木」「水の生きもの」の手刷りグリーティンクカードセットや、
絵本の刷り損じの紙で作った手製本ノート「Fluke Book」など、
絵本以外のTarabookアイテムも!

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それぞれ数に限りがありますから、気になる本がある方はお早めに~。
ブックフェアは7/9まで。スライドトークは6/29の14:00~です。

東京でもスライドトーク+ブックフェア!

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1月に京都・恵文社で大好評を博した
「インドTarabooksのゆかいな本づくり」ブックフェア・スライドトークが
東京でも開催されることになりました。

場所は青山ブックセンター。
京都のイベントのときにはるばる東京からトークを聞きに来てくださった「デザインのひきだし」編集長・津田淳子さんのお誘いで、
矢萩多聞が「デザインのひきだし22」にTarabooks探訪記を寄稿。
そのご縁でこのたび東京でも同様のトーク+ブックフェアをやることになりました。

紙や印刷のことにめっぽう詳しい津田さんが、
Tarabooksの仕事にどんな興味をもつのか、
京都でのトークとはまた違った視点もとりいれて、いろいろお話できれば…と思います。

展示スタート日には間に合いませんでしたが、
Tarabooksの絵本やカードも到着。
品切れだった絵本も入荷しています! このチャンスぜひお見逃しなく。

2014年6月29日(日)13:30開場/14:00~
「インドTarabooksのゆかいな本づくり」スライドトークin東京
青山ブックセンター本店
Tarabooksの美しい絵本はいかにつくられるのか…?
インドを愛する装丁家=矢萩多聞が彼らのオフィスや工房を探訪。
聞き手役に「デザインのひきだし」編集長・津田淳子さんを招き、
「ゆかいな本づくり」の秘密に迫ります。

参加費:1000円

再び、KBS京都ラジオに

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KBS京都ラジオの番組内で、
1/26スライドトークの案内役をつとめる装丁家・矢萩多聞がお話させていただくことになりました。

1/24(金)10:00~「妹尾和夫のパラダイスKYOTO」という番組で、11:00~11:30ごろの間に登場します。

「装丁」という仕事について。インドTarabooksの本づくりの素晴らしさについて話せたら、と思っています。
Radikoでも聞けます。京都府、滋賀県在住の方はぜひ聞いてみてください。

サンプルブック作りました

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ブックフェア二日目!
初日にきてくださった方がけっこういて、早くも「Waterlife(「水の生きもの」原書)」が品切れになってしまいました。
今回「Waterlife」だけ、Tarabooks代表ギータ・ウルフさんの直筆サイン本でした。
あえてアナウンスしていなかったのだけど、それが初日に全部売れるなんて!とっても嬉しいです。

さて、今日はスクリーン印刷のグリーティングカードの見本を見れるサンプルブックを作ってみました。

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なかを開くと、「水の生きもの(Waterlife)」「夜の木(the night life of trees)」「Drawing from the city」「Party of Peacocks」のグリーティングカードの見本が見れます。
カードセットは1セット5枚ずつ入っているので、こちらで確認してから選んでみてください。
どれも素晴らしい刷りです。
惜しくも「Waterlife」を見逃した人はぜひグリーティングカードをみてください。

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カードサンプルのおしまいにはおまけとして、Tarabooksの印刷職人さんたちの写真を何枚かいれてあります。

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カードの収益は、彼らの雇用、育成、独立支援のために使われます。斜陽の産業となりつつあるインドのスクリーン印刷の未来を支える大切な取り組み。
「印刷職人たちの持続可能な未来のために」とカードのパッケージに添えられた言葉にTarabooksの願いがこめられています。

1/26のスライドトークでは制作現場の写真をふんだんに見せますが、来れない方はぜひこのサンプルブックをめくって、職人たちの生き生きとした表情を見つけてください。

サンプルブックは、店内壁面ディスプレイのスペース、グリーティングカードセットの近くに置いてあります。

ブックフェア、本日から

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恵文社一乗寺店でのTarabooksブックフェア、ついに本日からスタートします。
恵文社さんの入り口をはいり、

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はいってすぐのテーブルにどどーんとTarabooksの本が並んでいます。

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さらに奥。デザイン関係本棚の左横の暖炉のところには、Tarabooksの紹介とともに、スクリーン印刷の絵本、ノートブック、グリーティングカードなどがディスプレイされています。下段は絵本以外のちょっと大人向き読み物(画集、コミック、写真集など)。

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本はディスプレイされているものも含めてすべて購入できます!

ブックフェア中は少しずつ展示が変わっていくかもしれません。Tarabooks的なふしぎ生きものたちが店内にジワジワ増殖するかも…。
お楽しみに。

昨日、インドではポンガル祭でした。この日はTarabooks本社のあるタミルナドゥ州の新年(旧正月)。
タミルの新年とともに、Tarabooksブックフェアをスタートできてとても嬉しいです。
Tarabooks本社からも、新年のお祝いとたもに京都でのブックフェアの成功をお祈りします、とメッセージが届いています。
ポンガローポンガル!

搬入準備中!

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ついに明日に迫った恵文社搬入に備えて、今日はPOPや細々としたものを作っています。

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これはTarabooks社製のグリーティングカードにつけるオビ!
スクリーン印刷で刷られたグリーティングカードの5枚セット。ほんとうに美しい仕上がりなのですが、バラ売りで仕入れたのでパッケージがない。(紙製パッケージはあったのですが、輸送時に潰れてしまうよ、とTarabooksの人に忠告され、やむなく裸で…)

しかし、ただの透明フィルム袋にいれるのも味気ない、ということで、オビをつけてみました。
Tarabooksのロゴはそのままに、絵を生かすシンプルなオビです。

グリーティングカードのセットは、絵本からの絵をプリントしていて、
「夜の木」「水の生きもの」「Drawing from the city」「Party of peacocks」の四種類あります。
オビ裏面には絵を描いた人の紹介がはいってます。

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紙製パッケージにはこんな文章がはいっています。

「このカードの収益は、絵を描いた少数民族のアーティスト、
印刷をした職人たちに公平に分配されています。
Tarabooksでは、持続可能な未来のために、
若い本づくり職人たちを雇用、育成しています。」

こんなちょっとした文章からも、Tarabooksの志の高さがみてとれます。
単純に消費されるものではなく、一枚一枚が手作り手渡しされ、作り手の生活を支えている。

ほんとうの意味で豊かで贅沢なカードだとおもいます。

インド製のインヴィテーション・カード

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今回のイベントのインヴィテーション・カード(DMではなくあえて招待状と呼んでます)は、
昨年インドに行ったときに現地で作ってきました。

じゃーん、これです!

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鼠にのったキュートな猫の画は、中央インドの少数民族ゴンドの絵描きロシャーニ・ヴャムさんの作。Tarabooksの絵本「I Like Cat」(2009年刊/現在は絶版)に掲載されていたものです。この「I like Cat」は、インドの少数民族の人たちがおのおののスタイルでいろんな猫を描いていて、とっても素敵な絵本。今回のブックフェアにも…と思っていたのですが、Tarabooks本社にも在庫がなく、今後の増刷予定はないとのことです。猫好きのみなさんごめんなさい…。

カードの印刷は、オフセット印刷ではなく、Tarabooksの絵本と同じく、手刷りのシルクスクリーン印刷です。

印刷したのは、南インド・バンガロールにある印刷所Keerthi Prints。
こんな感じで職人さんが一枚一枚手で刷ったものです。

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人件費の安いインドではオフセット印刷よりも、スクリーン印刷の方が安く印刷することができます。しかし、手刷りゆえに印刷物のクオリティを一定に保つのはなかなか難しい。
(このあたり話を、昨年、ミシマ社のウェブマガジンに書きましたので、興味ある方はこちらも読んでみてください)

スクリーン印刷は機械で一気に刷れるわけではないので、多色刷りの場合、色数に応じて何回にもわけて刷らなくてなりません。
今回のカードは表面が四色、裏面が一色刷りなのですが、イラストのある表面は実質八回にわけて刷っています。模様や色がズレないように印刷されるには親猫と子猫の画を別々の版にして、手作業で微調整しながら…という地味に手間のかかる方法で刷るほかなく…。なにげに職人さんの工夫がつまった一枚なのです。

ぜひカードを直接触って、匂いをかいで、インドのスクリーン印刷の風合いの良さを感じていただきたいです。

大量に本をつくって大量に届ける、という方法をとらないTarabooks同様、一枚一枚みなさまの元に招待状が届きますように…!

インヴィテーション・カードは、京都市内の以下のお店においていただいています。恵文社一乗寺店やNowakiではあっという間になくなってしまったようです…。欲しい人はお早めに!

  • 恵文社一乗寺店(一乗寺)
  • ガケ書房(北白川)
  • nowaki(三条京阪)
  • メリーゴーランド京都店(四条河原町)
  • パンドラディ(高野)
  • Alpaca(一乗寺)
  • Doma(東山三条)

(※すでに無くなってしまっているお店もあるようです。数に限りがあるためご了承下さい。)

KBS京都ラジオに出演します

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直前のお知らせとなってしまいましたが、
KBS京都ラジオの番組内でTarabooksと今回のイベントについてお話させていただくことになりました。

1/12(日)14:00~「伊舞なおみのみんながメダリスト」という番組で、14:30~14:50ごろの間に登場します。

Tarabooksの本の美しさと、チェンナイの本社に行ったときの興奮をうまく話せるといいなぁ…と思っています。
Radikoでも聞けます。京都府、滋賀県在住の方はぜひ聞いてみてください。